障がい者と普通に接するということ-車いすで富士登山を目指すチームを見て感じたこと-

今、車いす富士山に登頂するという前人未踏のプロジェクトが進んでいる。

言いだしっぺは長屋宏和さん。クラッシュで車いすユーザーになったのですが、F1チャンピオンを目指して復帰へ取り組まれている。そんな彼の「自分の力で富士山を登ってみたい」という夢を実現するために、今回のプロジェクトは立ち上がっている。

 

協力してくれるのはヤマハさんミキさんヤマハさんに富士山の砂利道を登るための電動アシストを、ミキさんにそのエンジンを載せるための枠とタイヤを作って頂く。

 

今回は試作2号機が出来たとのことで、試乗実験のために静岡に長屋さんと共に伺ってきた。

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車から覗く富士山。来年夏、長屋さんと登ります。

様々な斜度、砂地や草地、2輪か4輪か、様々なパターンを静岡県掛川の砂浜で試し

富士山を登るための課題をあぶりだしてきた。

 

また、今回障がいを持つ方と普通に接するということを初めて実感できた気がした。

急な坂道でも助けの手を断り、前輪を上げて曲芸のようにバランスを取りながら自分の力で車いすを操縦するミキさんの芝﨑社長。

あの坂でやろう。次はここ登ってみよう。こうしてほしい。常に試行錯誤を繰り返して限界を試し続けようとする長屋さん。

 

出来ないところは人に頼りながらも、出来るところは自分でやる。

そんな彼等の姿を1日、間近で見続けて、ようやくわかってきた気がしました。

遠慮はいらない。配慮はする。

 

彼等と隣に並んで、議論出来るように、

これからも自分の道を歩んでいこうと思います。

 

まずは来年の夏。富士登山目指して頑張ります!

 

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このプロジェクトをサポートするヤマハさん、ミキさん、NPO法人TEAM挑戦の強力メンバー